アンコール航空、シェムリアップ・チャーターを中止−高需要も機材の問題か
アンコール航空(G6)は、2007年11月から年間250本以上の規模をめざしてITCチャーターを実施してきたが、3月21日の日本出発分を最後に計画を中止した。日本総代理店(GSA)を務めるエイジェイシー(AJC)代表取締役の宮本保雄氏によると、理由は本国サイドから説明がないため定かではなく、AJCとして今後情報を収集し、4月の第3週をめどに説明する機会を設ける予定だ。
宮本氏は、「これまでのところ約110本を飛ばしてきたが、需要は大きくロードファクターも高かった」と語る。需要については、商品を設定した旅行会社からも「よく売れていた」という。ただ、需要の大きさに応じて商品の設定数も多かったため、突然の中止は旅行会社を混乱させたようだ。阪急交通社では、3月中だけでも東京と大阪、中部、福岡で7出発日が中止となり、他社便への振り替えに追われた。4月中にも大阪と中部と3出発日を設定していた。また、ジェイティービーでも、ゴールデンウィークに大阪と中部、福岡で3本ずつブロックチャーターを予定していたが、合計約100名分を他社に振り替えることとなった。西鉄旅行もゴールデンウィークの商品を設定していた。
AJCでは、4月15日をもってG6との契約を解消するが、「ご迷惑をお掛けした旅行会社には、振り替えの際に発生した損失分などを全額補填できるように検討している」という。宮本氏は、個人的な見解と前置きしつつ「機材の運用などの問題」の可能性を示唆。また、「昨年のチャーター便就航に関する規制緩和により、『ひずみ』が出てきている」と語り、後日設定する説明の場では、旅行業法やITCチャーターのルールなどについて、「今回の件で表面化した課題も提言したい」とした。
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◆アンコールエアー、日本/シェムリアップ間で年間250便から335便を目指す(2007/11/21)
宮本氏は、「これまでのところ約110本を飛ばしてきたが、需要は大きくロードファクターも高かった」と語る。需要については、商品を設定した旅行会社からも「よく売れていた」という。ただ、需要の大きさに応じて商品の設定数も多かったため、突然の中止は旅行会社を混乱させたようだ。阪急交通社では、3月中だけでも東京と大阪、中部、福岡で7出発日が中止となり、他社便への振り替えに追われた。4月中にも大阪と中部と3出発日を設定していた。また、ジェイティービーでも、ゴールデンウィークに大阪と中部、福岡で3本ずつブロックチャーターを予定していたが、合計約100名分を他社に振り替えることとなった。西鉄旅行もゴールデンウィークの商品を設定していた。
AJCでは、4月15日をもってG6との契約を解消するが、「ご迷惑をお掛けした旅行会社には、振り替えの際に発生した損失分などを全額補填できるように検討している」という。宮本氏は、個人的な見解と前置きしつつ「機材の運用などの問題」の可能性を示唆。また、「昨年のチャーター便就航に関する規制緩和により、『ひずみ』が出てきている」と語り、後日設定する説明の場では、旅行業法やITCチャーターのルールなどについて、「今回の件で表面化した課題も提言したい」とした。
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