エア・タヒチ・ヌイ、07年の日本路線は8.4%増、アジア地域のGSA展開加速

  • 2008年4月4日
 エア・タヒチ・ヌイ(TN)の日本・アジア地区統括支社長の千野淳氏は、タヒチ観光局が開催した「タヒチ・キックオフパーティ2008」で、2007年の日本路線が8.4%増と好調に推移したことを明かした。08年1月から3月は前年比でマイナスとなっているものの「観光局と協力し、今後の展開でプラスをめざす」と力強く語った。

 TN日本路線の利用率は現在、約60%。ほとんどが日本人旅客だが、TNでは今後、アジアからの需要も見込む。既に2001年に韓国にGSAを設けているが、2007年には香港、台湾、シンガポール、フィリピンにGSAを設置。中国語でのウェブサイトの解説も予定している。さらに韓国では今年に入って雑誌とテレビによるメディア特集のほか、コカ・コーラとのキャンペーン、観光局、スターウッド・ホテル&リゾートとのジョイントプロモーションなど本格的な展開を開始。特に、韓国で需要の強いハネムーン市場をメインに誘致をはかる。

 TNでは最終目標としてタヒチに30万人の送客を考えており、そのうち日本路線は3万人と設定。アジア市場はその10%を想定している。日本人客と共にアジアからの需要を取り込み、日本路線の強化につなげる考えだ。


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トップインタビュー:エア・タヒチ・ヌイ アジア地区統括支社長 千野淳氏(2007/05/30)