アクセスランキング、1位はNOEの決算、2位はジェットスター

  • 2008年3月29日
[総評] 今週の第1位は、エヌオーイーの07年度決算が増収増益となったこと。日本人出国者数が減少し、旅行業界にとっては厳しい市場状況の中、増収増益を確保したことに、業界の注目が集まったといえるでしょう。需要が堅調のビジネス渡航に強みがあるとはいえ、航空会社のコミッションカットの影響で全社的に利益率が低下し、売上総利益は前年減だったが、コスト削減を推し進め、経常利益を確保し、増益させたとのことで、並々ならない努力があったと思います。

 このNOE、そして7位の成田空港をのぞき、航空会社のニュースとなりました。成田空港を含めても、旅行業界が航空関連のニュースに対し、関心が高いことを表す結果となっています。特に成田空港の、諸問題を解決すれば発着回数を30万回にすることが可能になるというアナウンスが気になります。韓国、中国など、東アジア圏の空港整備が進むなか、日本の航空のハブとしての地位の低下はそのまま、旅行業界の市場減少にも繋がるだけに、成田空港の今後の動向は注目していきたいと思います。


▽トラベルビジョン・記事ランキング(3月第4週:3月24日〜3月28日午後6時)
第1位
NOE、コミッションカットの逆風も売上6%増で増収増益−役員体制も決定(2008/3/27)

第2位
ジェットスター、日本就航一周年−今後は独自色を強く、787型機導入が鍵(2008/3/25)

第3位
CO・ダンカン支社長、サーチャージ徴収「世界一のシステム」も、改善を示唆(2008/3/24)

第4位
全日空、ムンバイ線のビジネスジェットに「EconomyBJ」搭載(2008/3/25)

第5位
日本航空、成田空港のエコノミークラス・チェックインカウンターを刷新(2008/3/24)

第6位
全日空、4月に組織改正−5年から10年先のサービス開発で本社に商品戦略室(2008/3/24)

第7位
成田空港、発着回数30万回も可能−環境、施設、運用など諸問題解消で50%増(2008/3/26)

第8位
アメリカン航空、ダラス乗継時の受託手荷物ピックアップを不要に(2008/3/26)

第9位
全日空、LCCは今年度の設立の可能性あり、別ブランドでの展開も示唆(2008/3/28)

第10位
大韓航空、7年ぶりにサンパウロ線を復便へ−日本市場からの需要も期待(2008/3/25)