全日空、LCCは今年度の設立の可能性あり、別ブランドでの展開も示唆
全日空(NH)は2009年度に設立を計画していた格安航空会社(LCC)について、設立時期が早まる可能性を示唆した。もともと、2010年の首都圏空港の拡張に間に合わせる方向で09年度と明言していたが、「2010年の航空ビッグバンにあわせ、各社がLCC等で参入することが予想される。それに備え、ただ待つのではなく先の対応ができるよう準備を進めている」(広報室)として、今年度中の設立は明言しなかったが、「2010年に間に合わせるため、逆算すれば可能性はある」とした。
LCCは近距離アジア圏の国際線とする予定で、新会社の設立は他社との合弁や買収を含め、あらゆる形態を検討。収益性をめざす事業の中核よりも「他社の参入による価格競争が発生した場合の備え」とのねらいもあり、新会社のブランドや社名など、ANAグループにこだわらず、まったく別グループとしての展開も含めて考えているという。
なお、LCCの戦略検討も担うアジア戦略室は4月には、拠点を香港に移すことが決定している。
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