スターアライアンスは4月から、2012年に完了予定のロンドン・ヒースロー空港の「一つ屋根の下に集結」プロジェクトの第1工期を開始する。第1段階として、第1ターミナルの改修工事を実施。アイランド式チェックインカウンターを解体し、新デザインのチェックインホールが完成を待ち、6月10日にニュージーランド航空（NZ）とユナイテッド航空（UA）が第3ターミナルから移転する。6月にはスターアライアンス最大となる1650平方メートルの出発ラウンジがオープンする。さらに、bmiブリティッシュ・ミッドランド航空（BD）、南アフリカ航空（SA）、UAの3社は、メインレベルの保安検査場の隣に330平方メートルの到着ラウンジを用意する。

　第2段階は今年後半から着手する。第2ターミナルの閉鎖にあわせ、10月から11月に、オーストリア航空（OS）、ルフトハンザ・ドイツ航空（LH）、スイス・インターナショナル・エアライン（LX）、TAPポルトガル航空（TP）に加え、リージョナルメンバーのクロアチア航空（OU）の5社が第1ターミナルへ移転する予定だ。そのほかのスターアライアンス加盟航空会社8社は2012年まで第3ターミナルでの運航を継続する。

　現在、ヒースロー空港にはスターアライアンス加盟航空会社17社が乗入れており、44ヶ国83都市、毎日184便を運航している。4月以降は、正式加盟メンバーとして運航を開始するトルコ航空（TK）、3月30日から就航する、スカンジナビア航空（SK）の子会社ブルーワンとUSエアウェイズ（US）の3社が加わり20社、45ヶ国88都市、毎日192便の運航となる。