日本航空、JTBと共同で夏の欧州行きチャーター便19本−地方都市の需要喚起

  • 2008年3月25日
 日本航空(JL)はジェイティービーとの共同企画で、7月から9月の欧州チャーター便を19本運航する。使用機材は全て356人から372人乗りのボーイングB747-400型機を使い、これまでのB777型機の268人から座席数を拡大した。中欧へは、成田、関西から日本で初めてとなるスロベニアの首都リュブリアナへの直行チャーター便を設定。これはデスティネーションとして人気が高まっていること、定期便では行きにくいことを受け、企画したもの。昨年は集客が好調であったクロアチアのドブロブニク直行チャーター便と組み合わせるオープンジョー運航で、両国を効率よく観光できるようにする。

 また、札幌、仙台、広島、福岡、熊本、長崎、鹿児島の各空港発着の北欧チャーター便をベルゲンとストックホルムへ運航し、地方発の需要の掘り起こしをめざす。さらに、福岡/ウィーン線のチャーター便を利用する中欧周遊ツアーをはじめ、札幌、仙台、福岡とローマ、ミラノ間のチャーター便を利用するイタリア半島縦断ツアーなど、欧州方面で幅広くチャーター便を企画し、地方都市での海外旅行の需要喚起をめざす。なお、全体で6000名の取扱いを目標としている。