KLMオランダ航空、カーボンオフセットサービス開始、機体塗装でもCO2削減

  • 2008年3月17日
 KLMオランダ航空(KL)はこのほど、航空機の利用により排出される二酸化炭素を、クリーンエネルギー・プロジェクトへの寄付で相殺するサービス「CO2ゼロ」を開始した。KLのウェブサイトから、オンライン予約、またはインターネットチェックインをする際に任意で参加ができ、寄付金は全額、風力発電や太陽エネルギーなどのプロジェクトに支払われる。

 そのほか、機体のリニューアルにあわせ、最新技術導入によるCO2排出削減と運航効率の向上を目指している。新しい機体塗装システムで機体の重量が15%減少し、排出するCO2の削減につなげる。この塗装は洗剤と水だけでグリース(潤滑剤)を除去でき、乾燥時間も短縮できる。現在は貨物機1機を含む合計4機に使用されており、今後も増やしていく予定だ。

 また、「CO2ゼロ」サービスの開始を記念して、4月20日までにKLウェブサイトからヨーロッパ旅行をオンライン予約、購入し、4月1日から6月30日の期間にインターネットチェックインした利用者全員に、オリジナルエコバックを提供するキャンペーンを実施する。応募は、チケット購入後に、ウェブサイト内のフォームに必要事項を入力し、送信すること。