ルフトハンザ・ドイツ航空、夏から自社プライベートジェットの運航を開始

  • 2008年3月13日
 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は今夏から、自社保有のプライベートジェット機を利用した運航を開始する。最初の機材は3月末に受領し、年内に合計9機を導入する。機材は座席数4席の小型機から12席の大型機まで4種類を揃え、定期便のファーストクラス、またはビジネスクラスに相当する機内サービスを提供する。機内インテリアはフランクフルトのファーストクラスターミナルと同じデザイナーを採用し、同ターミナルのイメージに近いものになる。

 プライベートジェットの需要は伸びており、LHにおける2007年の運航数は前年比26%増。それにともない、中型機から大型機への需要が大きくなり機材の増強に至った。ヨーロッパとロシアの1000都市以上の目的地を選べることから、主にポイント・トゥ・ポイントの旅程で利用されている。また、LHとスイス航空(LX)の長距離便からフランクフルト、ミュンヘン、チューリッヒで乗継げることから、アメリカやニュージーランドなどヨーロッパ以外からの利用者も増えているという。今後は自社機材での運航に加え、3社ほどと提携し、需要の増加に柔軟に対応する。