トラベル・カウンセラー推進協議会事務局はデスティネーション・スペシャリスト（D/S）19講座の合格者を発表したが、これにより昨年の合格者と合わせ2348名となった。これにより、講座別の合格者数は2年合計でハワイが360名で1位、オーストラリアが284名、イタリア・マルタの262名、中国の215名、韓国の162名と続く。今回の試験を経て、旅行業界の「デスティネーション・スペシャリスト」が2000名超となり、一定規模のスタッフのはかられた。

　今後はスペシャリストとなった人たちと観光局とが関係強化することで、実際の販売に結びつくこと、また、デスティネーション・スペシャリスト認定者が胸をはって消費者に応対するだけの認知を高め、育てていく必要がある。また、今回の受験者は大手だけでなく、専門旅行会社の参画も見られたというが、引き続き、こうした専門特化型の旅行会社、JATA会員の多くを占める中小旅行会社の取得を促していく必要があるだろう。