航空会社と旅行会社がリスクを分け合うかたちに−JATA経営フォーラム

日本航空インターナショナル執行役員の山口栄一氏は、今後の路線展開について日本企業の生産拠点が海外に移りつつある動きにあわせ、路線を張るとの考えを示しつつ、「昨年末からのデリー線をデイリー運航に増便した。ビジネス需要もあるが、インドの観光需要はこれから。ここは(旅行会社に)取り組んでいただきたいし、一緒にやっていきたい」とし、協調を求める。
また、ノースウエスト航空日本地区営業本部長の伊藤正彰氏は「(消費者の)ニーズ多様化する中、各種のルールが現在の消費動向と一致していない。ピーク時に二重三重の予約があり、座席が有効に活用されていない。JATAなどで制度の見直しも視野にいれ、確実に(需要を)取り込める環境をつくるべき」などと語り、旅行会社と航空会社が二人三脚で取り組む課題もあると指摘した。