PTS、2007年度の年商は770億円の見込み−戦略的に店舗20軒削減も収入は2%減

  • 2008年2月27日
 PTSトラベルナビ取締役店舗営業本部長の倉谷嘉広氏は、2月26日に開催されたJATA経営フォーラム分科会E「Webはどこまで従来型旅行販売を淘汰するか?」のコメンテーターとして登壇、このなかでPTSの2007年度の収入が770億円の見込みであることを明かした。内訳は同社の172店舗の売上げが665億円、クルーズ事業が20億円、団体営業・視察旅行が33億円、カード受託事業が50億円で、1店舗あたりの売上げは4億円。PTSでは07年6月までに15店舗、07年度中では黒字店舗を含む計20店舗を戦略的に閉鎖したが、店舗売上げは前年比2%減の微減にとどまったという。

 また、ネット系旅行会社の進出にともない、国内宿泊単品販売に影響があったとして、2004年の取扱額80億円に対し、07年が37億円で53%減と説明。一方、航空券販売は04年度比で4%減で、スカイマーク(BC)やエア・ドゥ(HD)などの振興航空会社のシェアがのび、「新分野が入ることで微減にとどまった」としている。また、パッケージツアーは国内が14%増、海外が燃油サーチャージが入り4%増となったが、人数はそれぞれ減少したという。