国交省のインターン・ワーキンググループ、推進に向け、課題を5項目に整理

  • 2008年2月25日
 国土交通省は2月22日、「第3回インターンシップ活用ワーキンググループ」を開催、これまで議論を進めたインターン促進に向けた課題と方向性をとりまとめた。今回、課題として掲げたのは(1)大学・学生と受け入れ企業のミスマッチの解消、(2)インターンシップの教育効果の向上、(3)インターンシップ実施のための負担の軽減、(4)、インターンシップ実施手続等の標準化、(5)インターンシップ実施に伴うリスクの回避の5項目。

 既に第2回目のワーキンググループで(1)のミスマッチの解消と(3)の負担軽減を目的とする「組織的な仲介」と、(4)手続きの複雑さ、報酬の取扱いなどの「手続きの標準化」に重点を置く方針が決定していたが、さらに今回は(2)インターンの効果向上で、大学におけるフォローアップの充実や大学と企業との情報交換などの連携強化も追加。(5)では実施に伴うリスク回避にも踏み込み、守秘義務に関する誓約書の取組みや損害保険への加入も課題としている。今後、ワーキンググループでは、これらの課題の克服を目的としたモデル事業の実施を検討していく。


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