エア・パシフィック航空、ニッチ市場の対応を強め、安売り避ける−本社GM

シラディ氏は今後のポイントとして指摘するのが、市場の変化への対応だ。特に、価格面では「旅行会社、オペレーターをはじめ、旅行業界が利益を得る体制にしたい。単なる価格訴求、安売りはしない」と強調。その一方で、市場がさまざまなニーズがあり、また渡航意欲の強い細かな需要もあることを受け、「ニッチに的確に対応をしていかなければならない」として、搭乗旅客のうち10%ほどと想定するニッチな需要への対応により、価格面、旅行商品で市場に対応する考えを示す。
ニッチへの対応は現在、FJ本社サイトの改修を進めており、このサイトでは現地のアクティビティ、高級ロッジなどを積極的に掲載し、プロモーションの役割も担う考え。FJ全路線では英語圏の需要が多いことから、FJ本サイトのリニューアルが先行するものの、「英語で提供する情報を日本にも伝えていきたい」と語り、「情報を広く提供し、旅行商品の造成に役立てていただきたい」という。