阪急阪神、第3四半期の旅行・国際輸送事業の営業利益は11.8%減
阪急阪神ホールディングスの平成20年3月期第3四半期連結決算(平成19年4月1日〜12月31日)のうち、阪急交通社、阪急トラベルサポートなど旅行・国際輸送事業の営業収益は、前年比10.4%増の723億3200万円であった。海外旅行が燃油サーチャージ上昇による割高感のため、海外出国者数が伸び悩んだが、収益性の重視と効率的な広告展開に務めた結果、中国方面や主力のヨーロッパが堅調に推移。国内旅行も早期の広告展開など積極的な販売が奏功し、東北方面のツアーやバスツアーの集客が好調であった。しかし、国際輸送事業の輸送コスト上昇の影響などを受け、営業費は11.9%増の685億5300万円と上昇。阪急交通社東京ビル建替えに伴う賃料収入の減少も影響し、営業利益は11.8%減の37億7900万円となった。