フィンランド航空、07年度の総売上高は10%増、アジア路線が好調
フィンランド航空(AY)の2007年度の総売上高は、前年比10%増の約22億ユーロで、営業利益は前年の1100万ユーロを大きく上回る9660万ユーロ、経常外資本利益計上後の税引き前利益は1億3890万ユーロとなった。AYグループ全体の年間総旅客数は865万3000名、年間の有償旅客キロ(RPK)は13.3%増、平均ロードファクターは75.5%。特にアジア路線が好調でRPKは32.6%増、ロードファクターは77.9%であった。一方、年間の営業コストは4%増加、また旅客ごとの売上単価はアジア路線で増加したものの全体では2%減少。06年から推進するコスト削減計画とアジア路線の好調な実績により、運航ユニットコストは5%強の削減に成功したが、燃油価格高騰により航空燃料コストは14%増加したという。AYでは今後2年間で総額7億ユーロを投資し、長距離路線用機材2機の新規導入を計画。さらに6月のソウル路線の開設を予定し、アジア路線を中心に今後も好調な進捗を継続すると見ている。