国交省、ゴーイング問題で情報収集着手も全体像みえず−過去の事例確認も

  • 2008年2月13日
 国土交通省航空局は、2月1日に営業停止したゴーイングの顧客が、発券されたeチケットを所持しているにも関わらず搭乗を拒否された件で、情報収集や事実確認などを進めている。ただ、「いろいろと話は来ているが、全体像が見えていない」(航空局管理部航空事業課)状態と、まだ手探りの状況のようだ。航空事業課ではその理由として、「航空会社やホールセラー、旅行会社、消費者と様々なプレーヤーが存在し、さらにIATA代理店などの仕組みも絡む。それぞれの契約内容や商習慣などを把握する必要がある」と説明する。そのため、2005年末のトラベル遊による混迷を踏まえ、国交省としての見解や対応など見直しを進めているという。

 なお、今後については、「状況を把握できていない」としつつも、「各プレーヤーで認識が一致していないのであれば一致するべき」としている。


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