鈴木航空局長、羽田再拡張後の枠配分で懇談会−燃油額値下げは良い方向

また、燃油サーチャージについて、先ごろの普通運賃の値上げ申請を受けて、燃油サーチャージ額が値下げされるとの見通しをふまえ、「良い方向に向かっている」と語った。ただし、値下げ幅は、「あまり本体の航空運賃を上げすぎても、燃油費が下がった際に問題をはらむ」と言及。「値上げで燃油費が本体運賃にどの程度組み込まれるか(が焦点)だが、行政として口出しすべき問題ではない」とし、対応を見守る姿勢。
鈴木氏はまた、1月末にスカイマーク(BC)が公正取引委員会に対し、全日空(NH)の一部運賃を不当廉売と申告した件について、「基本的には競争による低廉化は歓迎すべき。どの程度が不当廉売なのか、公取の判断次第。国交省としては、その他の競合路線も含め、値動きに注視する」とした。
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