全日空、08年度普通運賃値上げ−燃油サーチャージは仕組みも含め見直し
全日空(NH)は2月6日、先ごろの国際航空運送協会(IATA)運賃調整会議で採択された決議に基づき、日本発着の国際航空運賃の値上げを国土交通省に申請した。値上げ幅は2007年度対比で6%増から17%増となる。新運賃は日本と関係国政府の認可を条件に、2008年4月1日出発分から適用となる予定。
値上げ率は、北米とハワイが13%増、東南アジア・中国、韓国が10%増。この4方面では、ファーストクラス(Fクラス)、ビジネスクラス(Cクラス)、エコノミークラス、制限付きエコノミークラスの全てが一律同じ値上げ率となる。グアムは制限付きエコノミークラス以外が10%増で、制限付きエコノミークラスは15%増。欧州方面では今年から、各航空会社の路線、クラスごとの最も高い運賃の平均を自動的に算出し、それに連帯運送の価値(プレミアム)として10%を上乗せした額とする「フレックスフェア方式」が導入された。また、これに伴って、普通運賃での週末運賃や制限付きエコノミークラス普通運賃が廃止となる。欧州線の新運賃は、前年週末運賃比では6%増、平日運賃比では17%増。例えば東京発ロンドン行きビジネスクラスは、平日運賃93万7900円、週末運賃99万7900円から109万2800円となった。
なお、運賃値上げに伴う燃油サーチャージ額の改定は、現在検討中という。かねてより代表取締役社長の山元峯生氏が、「運賃値上げにより燃油サーチャージの一部を吸収すべき」と表明しているが、「(3ヶ月毎という)設定期間の見直しも含め、あらゆる可能性を検討している」(NH広報室)段階だ。2月末ごろまでには仕組みを決定し、発表する方針だ。
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◆日本航空、08年度普通運賃を値上げ−燃油サーチャージ額は見直しへ
(2008/02/06)
値上げ率は、北米とハワイが13%増、東南アジア・中国、韓国が10%増。この4方面では、ファーストクラス(Fクラス)、ビジネスクラス(Cクラス)、エコノミークラス、制限付きエコノミークラスの全てが一律同じ値上げ率となる。グアムは制限付きエコノミークラス以外が10%増で、制限付きエコノミークラスは15%増。欧州方面では今年から、各航空会社の路線、クラスごとの最も高い運賃の平均を自動的に算出し、それに連帯運送の価値(プレミアム)として10%を上乗せした額とする「フレックスフェア方式」が導入された。また、これに伴って、普通運賃での週末運賃や制限付きエコノミークラス普通運賃が廃止となる。欧州線の新運賃は、前年週末運賃比では6%増、平日運賃比では17%増。例えば東京発ロンドン行きビジネスクラスは、平日運賃93万7900円、週末運賃99万7900円から109万2800円となった。
なお、運賃値上げに伴う燃油サーチャージ額の改定は、現在検討中という。かねてより代表取締役社長の山元峯生氏が、「運賃値上げにより燃油サーチャージの一部を吸収すべき」と表明しているが、「(3ヶ月毎という)設定期間の見直しも含め、あらゆる可能性を検討している」(NH広報室)段階だ。2月末ごろまでには仕組みを決定し、発表する方針だ。
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