アクセスランキング、1位JTB-BTSの吸収合併、2位KNT次期社長、3位TGの復便

  • 2008年2月2日
[総評] 1月を振り返ると、大手の動きが目立ちました。最終週はJTB-BTSが子会社化していたニッテツトラベルを一体化することが明らかになったこと、KNTが次期社長を親会社の近畿日本鉄道から迎えたこと、そしてNOEが新しい基幹システムを稼動したこと、こうした記事に読者の関心も高かったことと思います。今月はNTSの統合日中旅行社を解散阪急阪神、旅行事業再編なども関心の高い記事になっており、旅行会社の動きが徐々に激しくなってきました。NOEの林田社長もお話されていましたが、業界の再編や変化を意識した対応を今しなければならないと感じておられる方が、本当に増えてきたのではないかと思います。

 第3位にランクインしたTGのプーケット復便は久々の朗報ではないでしょうか。このところ、運休の話題ばかりが目立っている中、以前から前向きに検討していたプーケット復便を大筋で決定したTGの決断は応援したいところです。津波があった後、国交省やJATAの視察団と共に訪れた際、当時のタイ政府観光局東アジア地区局長のパイサーン・ワンサーイ氏(故人)がプーケットは必ず復興させたいとの想いを強く抱いていたことを思い出しました。その後、プーケットの状況、それを取り巻く環境が変化していますが、ぜひ、定期便が定着して飛べるように応援をしたいと思います。

 これを実現するためには、旅行の企画側だけでなく、販売側も巻き込んでいかなければと思います。今週、デスティネーション・スペシャリストで紹介したジャスベル熊谷さんは、学生時代にドイツ語を学んでおられたとの事。こうした人たちが最前線で活躍されていただくと、日本から世界へ訪れる人たちも着実に増えるのではないかと思います(鈴木)。



▽トラベルビジョン・記事ランキング(1月第5週:1月28日〜2月1日午後6時)
第1位
JTB-BTS、ニッテツトラベルを吸収合併へ−4月からJTB-BTSに一本化(2008/1/31)

第2位
KNT次期社長に近畿日本鉄道副社長の吉川氏が就任へ(2008/1/28)
KNT、次期社長人事を内定−吉川氏「現在の改革を推進、新しい視点も」(2008/1/31)

第3位
タイ国際航空、7月にプーケット直行便の復便計画、3月末に中部発深夜便も(2008/1/28)

第4位
NOE、新基幹システム「トラボ」を稼動−BTMやレジャーを統合し業務効率化(2008/1/29)

第5位
国交省、日本発国際航空運賃の下限撤廃を通知−JL以外の申請は現状なし(2008/1/29)

第6位
ビザまめ知識(5)−ビザ申請却下を回避するには(2008/1/31)

第7位
日本航空、SNSを活用し、旅行会社や法人企業ときめ細かい情報共有へ(2008/1/29)

第8位
スペシャリスト・インタビュー:ジャスベル洛南店店長・熊谷佳代さん(2008/1/29)

第9位
ANAグ中期戦略、国際旅客はバランスよく路線拡大−2011年に営利1200億円(2008/2/1)

第10位
KNT、角川グループと合弁会社、旅のスタイル提案を事業に(2008/1/31)