2007年出国者数は1.3%減の1729万人、外客数は約835万人−JNTO推計値
国際観光振興機構(JNTO)によると、2007年の日本人総出国者数は、前年比1.3%減で史上4番目となる1729万8000人となった。JNTOによると、正月休暇の曜日配列が良かった2007年1月は4.8%増の140万7790人となったが、以降が低調に推移した。円安基調による海外旅行の割高感や、40歳未満の出国率低下などを要因に挙げている。また全般的に、遠距離よりも近距離のデスティネーションに向かう傾向が見られたという。
方面別では、東アジア圏のうち、韓国は円安ウォン高、韓流ブームの落ち着きなどの要因により減少。台湾と香港は前年を僅かに上回った。中国は、ビザ免除効果の継続、航空路線の充実などを背景に増加した。東南アジアでは、ベトナムが好調で、カンボジアは微増。マレーシアとインドネシアは復調傾向を示した一方、フィリピンがマニラの爆弾テロ事件(07年10月19日)、タイがバンコクでの連続爆弾テロ事件(06年12月31日)などの影響を受けて減少した。また、シンガポールとミャンマーも減少した。オセアニアはオーストラリア、ニュージーランド、グアム、北マリアナ諸島ともに減少。ハワイを含む北米とヨーロッパも減少傾向となった。
一方、訪日外客数は、史上初めて800万人台を突破し、13.8%増の834万9200人となった。ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の重点12市場(米、韓、中、香港、タイ、シンガポール、豪、カナダ、英、独、仏)からの訪日外客数が全体の88.3%を占め、アメリカ以外の11市場で過去最高を記録した。シェアが最も高かったのは韓国で、22.8%増の260万800人となり、全体の31.2%を占めた。次いで台湾が5.8%増の138万5200人で全体の16.6%、中国が16.2%増の94万3400人で全体の11.3%。
方面別では、東アジア圏のうち、韓国は円安ウォン高、韓流ブームの落ち着きなどの要因により減少。台湾と香港は前年を僅かに上回った。中国は、ビザ免除効果の継続、航空路線の充実などを背景に増加した。東南アジアでは、ベトナムが好調で、カンボジアは微増。マレーシアとインドネシアは復調傾向を示した一方、フィリピンがマニラの爆弾テロ事件(07年10月19日)、タイがバンコクでの連続爆弾テロ事件(06年12月31日)などの影響を受けて減少した。また、シンガポールとミャンマーも減少した。オセアニアはオーストラリア、ニュージーランド、グアム、北マリアナ諸島ともに減少。ハワイを含む北米とヨーロッパも減少傾向となった。
一方、訪日外客数は、史上初めて800万人台を突破し、13.8%増の834万9200人となった。ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の重点12市場(米、韓、中、香港、タイ、シンガポール、豪、カナダ、英、独、仏)からの訪日外客数が全体の88.3%を占め、アメリカ以外の11市場で過去最高を記録した。シェアが最も高かったのは韓国で、22.8%増の260万800人となり、全体の31.2%を占めた。次いで台湾が5.8%増の138万5200人で全体の16.6%、中国が16.2%増の94万3400人で全体の11.3%。
