KNT次期社長に近畿日本鉄道副社長の吉川氏が就任へ

  • 2008年1月28日
 近畿日本ツーリストの次期社長に、KNTの大株主で近鉄グループの中核である近畿日本鉄道の取締役副社長の吉川勝久氏が内定した。1月30日に開催する取締役会、3月末の株主総会を経て正式に就任する運びで、現社長の太田孝氏は取締役相談役に就く見込み。太田社長は2004年1月に就任、クラブツーリズムの事業譲渡後のあらたなKNTの方向性を形作ることに注力し、脱・総合旅行業を明確にし、トラベルブティックなど次世代型の店舗展開、最近では旅行事業創発本部を創設と、KNTツーリストとしてグループのリテール部門を再編した。

 KNTの社長に吉川氏が就任すると、安部和壽氏の後、田平英二氏、高橋秀夫氏、太田孝氏と11年間にわたりKNTから出してきたが、11年ぶりに近鉄出身者が社長ポストに就任することとなる。