2007年度の航空便数は過去最高、LCCは20.1%増に−OAG調査

  • 2008年1月25日
 オフィシャル・エアライン・ガイド(OAG)によると、2007年の航空便数は前年比4.7%増の約2950万便となり、過去最高となる見込みだ。1日平均では8万987便が運航されていたことになる。座席数は6.1%増の35億席で、1日あたりでは約960万席。

 地域別ではアジアの成長が良く、運航便数は6.8%増の約610万便、座席数は8%増の約9億300万席。そのほか、ヨーロッパが5.8%増の約690万便、8.8%増の約8億1933万席、北米が2.4%増の約1113万便、2.2%増の9億9986万席となった。

 ローコストキャリア(LCC)に限ると、07年には20.1%増の4約60万便、座席数は22.7%増の約67億4700万席となる見込み。方面別ではアジア太平洋地域が39.2%増の74万便、座席数が47.2%増の約1億1072万席、ヨーロッパが26.7%増の約143万便、座席数が30.7%増の約2億33万席、北米が7.1%増の200万便、座席数が6.4%増の約2億7070万席。また、全世界の航空便に占めるシェアは14ポイント増の16%で、地域別ではアジア太平洋で12%、ヨーロッパでは20%、北米では18%となる予想で、格安航空会社の勢いがうかがえる。

 なお、07年に新設された国際線のうち、最もフライト回数が多かったのはローマ/マドリッド間の1220回。その他、7位までをヨーロッパ内の路線が占め、8位がニューアーク/ロンドンの877回。9位に羽田/上海が736回でランクインした。