JNTO、米国市場に向けたプロモーション戦略の鍵は富裕層と閑散期

  • 2008年1月24日
 国際観光振興機構(JNTO)の間宮理事長は、在ニューヨーク日本総領事館桜井大使主催のレセプションで、訪日米国旅行者数を増やすための新しいプロモーション戦略について説明した。強化策として、主なターゲットを価格に左右されない富裕層に設定し、体験型観光で付加価値をアピールするのに加え、閑散期にあたる冬季の訪日プロモーションを展開するという。冬季のプロモーション例として、京都市が12月から3月にかけて行なう「Kyoto Winter Special」の取り組みをアピールすることを念頭においている。こうした活動により、訪日旅行需要の喚起、中長期的に日米間の航空座席量の増加を期待している。

 間宮氏はレセプションでの出席者へのアプローチ以外にも北米の観光関連機関を訪問し、現地の業界関係者と日本の観光プロモーションや日米双方向の観光プロモーション協力について意見交換をしている。