トランスアエロ航空、成田就航に向け来年2月に日本支社設立へ

  • 2007年11月27日
 トランスエアロ航空(UN)は、2008年4月に予定する成田/サンクトペテルブルク線の就航に向け、2008年2月中には日本支社を設立、旅行会社との関係強化、プロモーション展開を本格化する。現在、日本代表事務所のインターアビエーション・ジャパンを中心に、利用するターミナルや機内食などの詳細を詰めているところ。運賃は既に決定しているが、日本支社設立後に旅行各社と交渉で提示する方針だ。

 UNセールス・ディレクターのヴァレリー・ムサエフ氏は「まず、供給座席を満席にしたい。その後、大型化、あるいは増便を検討する」と意欲を示す。他社との差別化は、「運賃やサービスなど様々な点で競争する」とし、創業以来16年間、一度も事故がないという安全性を前面に打ち出したい考え。また、成田/モスクワ線を運航するアエロフロート・ロシア航空(SU)とは、「モスクワとサンクトペテルブルクでは、渡航目的や客層が異なる」と、棲み分けができるとの見解だ。サンクトペテルブルク以遠については今後、UNとして接続の良い路線の開設を検討し、他の航空会社との連携も「互恵的な関係であれば協力したい」という。

 なお、UNが所有するボーイングB767型機は、ビジネスクラス26席、エコノミークラス208席のB767-300型機と、ビジネス24席、エコノミー207席のB767-200型機の2種類で、現時点でどちらの機材が就航するかは未定。また「日本路線向けの座席配列も検討中」としている。


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