DS模擬問題:チェコ編3

  • 2007年8月27日

問 2007年現在、チェコ内にある世界遺産の数は次のうちどれか
 
 A 10
 B 11
 C 12
 D 13


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽世界文化遺産の宝庫

数々の統治者がそれぞれの思想に基づき統率してきたチェコは、色鮮やかな歴史に満ちている。各地の街並みや建造物、芸術品には、これらの時代の流れを反映し、多数の傑作が作られ、現在では12の世界文化遺産が登録。世界遺産をめぐることで、チェコの各地の見どころや風景もさることながら、歴史を辿ることもできるだろう。


▽イタリア・ルネッサンスの影響を受けた「テルチ歴史地区」

プラハから南東へ150キロメートルの町・テルチ。16世紀中期に改築したテルチ城は、建築家から石職人や石膏職人など、建築に携わる人々を北イタリアから招集し、ルネッサンス様式として建てられた。各部にフィレンツェやベネチアのルネッサンス宮殿の面影が見られるほか、中央ヨーロッパで最も美しいといわれる中央広場も、ルネッサンス様式で改築された。
 ・テルチ公式ページ http://www.telc-etc.cz/


▽中央ヨーロッパの村の典型「ホラショヴィツェの歴史地区」

プラハから南へ160キロメートルのホラショヴィツェは、南ボヘミア地方特有の平穏とした田舎町。村広場の中央にある沼を取り囲むように、この地方の独特な農家が軒を連ねている。これらは「田園バロック様式」と呼ばれ、アーチ型の入り口と贅沢な装飾を取り入れた破風が特徴。19世紀、田舎の建築業者がバロック式の教会などからインスピレーションを得て、独自の様式に育てたのだという。
 ・南ボヘミア観光情報 http://www.jiznicechy.cz


▽庭園と城の街「クロムニェジーシュの庭園群と城」

プラハから東へ270キロメートルほど。モラヴィア地方のクロムニェジーシュが世界遺産に登録されたのは、その庭園群によるところが大きい。クロムニェジーシュ城に隣接する大庭園はイギリス風の公園としてデザインされたほか、イタリア人が手がけたバロック初期の庭園は、潅木や花壇が規則正しく配置されたデザインで圧巻だ。また、クロムニェジーシュ城は、オロモウツのカトリック大司教の夏の邸宅として建てられたもの。外観は修道院のようだが、内装はバロック式のデザインで豪華。ティツィアーノ、ヴァン・ダイクなどの絵画ギャラリーや、聖餐用の大司教のワイン蔵も注目だ。

 ・クロムニェジーシュ観光情報 http://www.azz.cz (←城のホームページ)
                http://www.mesto-kromeriz.cz (←町のホームページ、観光客向けも含む)






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