KNT、名古屋に初のカフェ併設店−伏見営業所をリニューアル、UCCとコラボで

  • 2007年8月20日
 近畿日本ツーリスト(KNT)は8月17日、名古屋伏見営業所でユーシーシーフードサービスシステムズ(UCC)とのコラボレーション型店舗の営業を開始した。同営業所とUCCが名古屋地区で初出店する「上島珈琲店」の互いの店舗を建物内で行き来できるようにしたもので、名古屋地区でのカフェ併設店舗は同店舗が初めてとなる。伏見地区はビジネス街で、OLを中心に通勤時や昼休みのカフェ利用率が高い。「名古屋の文化は喫茶店が身近。カフェの利用者の潜在意識に旅行を訴える広告効果も期待する」(KNT名古屋個人旅行事業部横山氏)として、同店舗への1日の平均客数は、従来の30人から40人の倍増を期待する。

 また、繁華街には熟年層も多く訪れ、近隣にはヒルトンなどの挙式施設やブライダル会社もあることからウェディング需要も見込める。そのため、リニューアルでは、茶色を基調にした落ち着きのあるコンサルティング型の店舗を目指した。カフェを併設した分、旅行店舗の坪数は減少したものの、スペースを有効活用して接客スペースとしては拡大。接客ブース3つ、JRチケットなどの即売用のスペースと、ミニイベントなども開催可能なモニターつきのグループ用スペースを設けた。パンフレットは従来通り、約500フェースを確保し、今後はハネムーナーや熟年層を意識したクルーズやロングステイ商品などの配置も拡充していく。