ルフトハンザ、7月1日付でスイス・インターナショナル全株式取得、統合完了

  • 2007年6月27日
 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は、7月1日付けでスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)の残りの株式を全て取得し、ルフトハンザグループへの統合を完了する。今後LXはルフトハンザグループの一員としてスイスに拠点を置き、自社の乗員と機材を有する自立したブランドとして存続する。

 この統合は2005年に合意を発表、段階的に進めてきたもの。2006年度の統合効果は2億ユーロ(約331億円)であった。LHはフランクフルト、ミュンヘンに続いてチューリッヒというハブ空港を手に入れることとなり、LXは商品力やサービスの向上、スターアライアンスの加盟による販路の拡大などのメリットが見込まれる。今後は機材の共同購入や運航スケジュールの調整など、コスト削減と利用者の利便性向上を目指す。スケジュール調整は、例えばLXの日本/チューリッヒ線が満席だった場合に、LHの日本/ミュンヘン/チューリッヒを提案する、などの相互補完体制の構築を視野に入れ、乗継時間の短縮などを図る。