HIS、中間決算で集客堅調、客単価9.6%増−法人・団体は全体1割近くに
エイチ・アイ・エスの平成19年10月期中間連結決算(平成18年11月1日〜平成19年4月30日)は売上高前年比13.9%増の1686億2100万円、営業利益9.6%増の29億4200万円、経常利益12.6%増の33億4700万円、中間純利益は16.6%増の20億3000万円となった。HISではこれまで顧客層としてきた個人、若年層、海外旅行の経験豊富な層を中心に集客、年末年始の初夢フェアなどのキャンペーンなどで順調に集客。旅行に付帯するレンタカー、保険などの販売の強化を図っているほか、募集型企画旅行のチャオについても順調に集客が図れているという。HIS単体では、中間期は16.0%増の1368億7700万円、取扱人数は5.9%増の120万3468人となり、一人当たりの単価は9.6%増、金額では約1万円の上昇となっている。ただし、これは燃油サーチャージの影響もあるが、HISによると「サーチャージ額分の上昇を除いた場合、約5%増は単価上昇している」(経営企画室)という。特に、顧客層として最も多いと想定される30代が最低価格の商品で海外に行くという思考から脱却し、値段に見合うプラスアルファを求めてきているだけに、引き続き単価の上昇は続きそう。
また、HISはこのところ法人旅行に注力してきたが、HIS送客人数の120万に対し、法人・団体での取扱人数が9.1万人、売上高は121億円となり、HIS内でのシェアが約9%と当初から目指している社内で1割に近づいているところ。下期についてはシェア1割の達成を目指し、需要が手堅い中国方面をはじめ、競合他社と差のあるビジネス需要のピーク期についても、「差を少しでも埋めて行きたい」としている。
なお、通期の見通しは売上高13.7%増の3740億円、営業利益14.0%増の82億5000万円、経常利益13.8%増の92億円、当期純利益10.9%増の54億円としている。売上高については期初予想の3800億円から若干下回る予想に修正。これは中間期までの状況として、5月、6月の集客状況が当初の予想と比べあまり芳しくないことを加味したもの。特に、HIS単体での売上高の下ブレで、連結での営利、経常などの修正は無い。
また、HISはこのところ法人旅行に注力してきたが、HIS送客人数の120万に対し、法人・団体での取扱人数が9.1万人、売上高は121億円となり、HIS内でのシェアが約9%と当初から目指している社内で1割に近づいているところ。下期についてはシェア1割の達成を目指し、需要が手堅い中国方面をはじめ、競合他社と差のあるビジネス需要のピーク期についても、「差を少しでも埋めて行きたい」としている。
なお、通期の見通しは売上高13.7%増の3740億円、営業利益14.0%増の82億5000万円、経常利益13.8%増の92億円、当期純利益10.9%増の54億円としている。売上高については期初予想の3800億円から若干下回る予想に修正。これは中間期までの状況として、5月、6月の集客状況が当初の予想と比べあまり芳しくないことを加味したもの。特に、HIS単体での売上高の下ブレで、連結での営利、経常などの修正は無い。