DS応援プロジェクト:ハンガリー模擬問題2

  • 2007年6月18日

問 下記のうち、ハンガリー民謡を集めた音楽家で、日本にも多くのファンを持つ人は誰か。

 A エルケル
 B リスト
 C コダーイ
 D ブラームス


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽音楽の故郷・ハンガリー

コダーイやバルトーク、リストらを輩出したハンガリーもまた、他のヨーロッパの国々に負けない音楽王国である。ヨーロッパの音楽というとクラシックやオペラなど、豪華で華やかなものが思い浮かべられるが、ハンガリーの音楽はもっと身近なもの。特に日本人に人気のあるコダーイとバルトークは、ハンガリー民謡を集めた現代音楽家で、彼らの音楽はもちろん、生き方に傾倒し、足跡自体にも興味を持つ熱狂的なファンが多い。

ブダペストにある彼らの生家や住居は現在、記念館となっており、当時の資料や彼らが用いた生活用品などを随時見学することができる。これらの観光スポットに加え、ジプシー楽団による旅情深い調べの音楽ライブを行なうハンガリー料理専門店などでの食事を組み合わせれば、より印象深い旅行が楽しめるだろう。

・コダーイ記念博物館 http://www.kodaly-inst.hu/museum/museum.htm
現代ハンガリー音楽の父と呼ばれるコダーイ。ハンガリーをはじめルーマニアやスロバキアなどの人里離れた村を訪れて曲を集める旅を繰り返し、バルトークと共に民謡集の出版を手がけた。記念館はコダーイが1924年から亡くなる1967年まで住んでいた場所で、食堂、書斎、サロンは生前のまま保存されている。寝室だった部屋は現在資料室になっており、代表作の楽譜などが飾られている。

・バルトーク記念館 http://www.bartokmuseum.hu/memorialhouse.html
バルトークがアメリカへ亡命する1940年まで住んでいた館。寝室だった部屋は資料室となっており、トランシルヴァニア地方での民謡収録風景が写真を使って説明されている。彼の遺愛品のほか、趣味で集めた貝殻や石、植物や昆虫の標本も見ることができる。

・リスト記念博物館 http://www.lisztmuseum.hu/index.html
リストがブダペスト滞在時、住居としていた建物。室内にはリストがコンサート用に使用していたピアノやオルガン、特注の鍵盤楽器などが置かれている。


▽音楽のあふれる街中

ブダペストには著名な音楽家のコンサートホールや劇場が60ヶ所以上あり、オペラやミュージカルなどが連日のように開かれて音楽ファンを飽きさせない。一年を通じて数々の音楽祭も行われ、市内の広場や建物からは絶え間なく音楽が流れる。

・代表的な音楽イベント
「宮殿コンサート・室内楽フェスティバル」 毎年6月開催
 http://www.kiralyikastely.hu/index.php?l=english
王妃エリザベートの夏の宮殿、ゲデレー宮殿で開催されるクラシック音楽コンサート。

「シゲットフェスティバル(島祭)」 毎年8月開催 http://www.sziget.hu/
ドナウの中洲で開催される国際音楽フェスティバル。若者を中心に毎年40万人以上もの観客が訪れる世界最大の音楽祭。

「バルトーク+○○、ミシュコルツ国際オペラ祭」 毎年6月開催
 http://www.operafesztival.hu/
毎年「バルトーク+(プラス)」とテーマを変えて開催される中東欧随一のオペラ祭。世界的に有名な芸術家たちがステージに立つ。

「ブダ・フェスト夏の音楽祭」 毎年7月開催
 http://www.viparts.hu/english/budafestframe.html
王宮の丘のヒルトンホテル・ドミニカ中庭、聖イシュトバーン大聖堂前広場、国立歌劇場を舞台に、クラシックコンサート、歌劇、バレエ、ジャズなどの公演が開催される。




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