DS応援プロジェクト:ハンガリー模擬問題1

問 ブダペストの温泉ホテルの中で、湯元がマルギット島でないものは次のどれか。
A へリア・ホテル
B テルマールホテル・マルギット島
C ホテル・アクインクム
D ゲッレールト・ホテル
――正解は最下行へ
ここに注目!

▽温泉王国ハンガリー
ハンガリーは世界有数の温泉王国であり、ミネラルをたっぷり含んだ温泉が国内に140ヶ所ある。中でもブダペストは、世界最多の源泉を持つ都市として1934年に温泉都市の称号を得ている。深さ118メートルの自然の泉から、21度〜78度の湯が1日7000万リットルも湧き上がっている。
ハンガリーの温泉の歴史は古く、中にはローマ時代に遡るものもある。1960年代には国をあげて大規模な温泉開発に乗り出し、国内数十ヶ所に温泉浴場、病院、サナトリウム、温水プールなどを新設し、古い温泉施設を改築した。大規模なスイミングプールやフィットネスセンター、洗練されたレストランや宿泊施設などを併設する温泉も数多く誕生し、現在も市民の社交の場として、そして観光スポットとして賑わっている。
もちろん、ウェルネスや医療目的の利用も多い。メディカル・マッサージや医療プログラムサウナなどを組み合わせた温泉療法も盛んだ。婦人病や皮膚病によく効く硫黄泉として知られるハルカーニュ温泉や、国立心臓外科病院もあるバラトン湖北岸のバラトンフレドなどは、国内外の多くの人々に利用されている。

・ゲッレールト・ホテル
ブダペストを代表する温泉ホテル。1918年に建てられたアールヌーボ様式の建物で、屋内は2階建ての高い天井と宮殿風の優雅な室内装飾で、重厚な雰囲気が漂っている。温泉入浴は、脱衣所で渡されるエプロンを付けるのがハンガリー式で。サウナやマッサージなども完備しており、宿泊客以外の利用も可能だ。混浴のプールに入る時は水着が必要。
・へーヴィーズ湖
面積4.7ヘクタールの湖全体が温泉という、世界でも希少な温泉。水温はお風呂感覚では少しぬるい感があるが、温泉は随時湧き上がり、常にフレッシュであることも特徴だ。アルカリ性で炭化水素と硫黄を含み、リューマチや通風に効能がある。さらに湖底の泥は酵素を多く含み、パックすれば美肌効果も期待できる。入浴には水着が必要なので忘れずに。

ブダペストにはトルコ占領時代から存在し、いまなお利用されている温泉がある。代表的なものが1500年代末に建てられた「キラーイ温泉」と「ラーツ温泉」。また「ルダシュ温泉」は八角形の浴槽と列柱を持つドーム形の温泉で、その華麗さと歴史の古さではハンガリー随一のトルコ風温泉である。
このほか、市民公園の中にある大温泉「セーチェーニ」、マルギット橋近くにある「ルカーチ」なども有名だ。
ハンガリー政府観光局 http://www.hungarytabi.jp/
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