4月の相談・あっせん件数、前年から17%減の177件−ネット関連も目立つ

  • 2007年6月14日
 日本旅行業協会(JATA)が取りまとめた4月の相談、あっせん(旧・苦情・相談)件数は前年比17.7%減の177件となった。相談、あっせんの内容は手配関係と、取消料の24件が1位となり、業者の信用照会が23件と続いた。このうち、取消料についてはネット申し込みで誤操作による変更で取消料が必要となるケースもあることから、操作方法のわかりやすい案内、あるいは操作がしやすいシステムなど、特に団塊世代の利用を想定した対応を呼びかけている。

 ただし、消費者が問題あるケースとして、国内の手配契約のネット予約で相談が寄せられた。内容は、一度に予約できる人数が4名で、5名で旅行することから3名と2名に分けて予約したという。この際のクレジットカードの入力で、一人の名前を2回に分けた予約のいずれにも使用し、混雑期が重なり予約が取り消されたことによるもの。これについて、JATAでは二重予約に関する注意はサイト上に案内があったとしており、旅行会社に確認する必要があったとしている。