JTB中部、コミュニティサイト「マタタビ」開設、交流により需要活性化へ

  • 2007年6月5日
 JTB中部は5月30日から、旅のコミュニティサイト「マタタビ」の運営を開始、旅の価値観や趣味をつなげ、交流によって旅の喜び、満足感の向上を図る。これは、昨年夏から行なっていた消費者対象のインタビューで、旅行は「旅行前に情報を収集し、プランを考える楽しみ」(1.期待)、「旅行中の出会い、発見」(2.感動)、「旅行後の写真整理、振り返り」(3.思い出)の「旅は3度楽しめる」という意見を得たことをきっかけに考案したもの。同社では「旅する楽しみ」を提供してきたが、他の部分を十分に提供していなかったとして、幅広い旅行者が新しい交流の和を広げ、思い出を残る仕組みを考えたという。

 システムはソーシャルネットワーキング(SNS)をベースに開発。ただし、従来の単なるコミュニケーションではなく、ユーザーが書き込んだ内容に基づくキーワードをつなぎ、コミュニケーションを生み出すようになっているのが特徴だ。中部圏以外の消費者のアクセスも期待できるため、旅行先には発地によっても偏りがあるが「消費者の生きた旅行体験を聞くことで、幅広い需要活性化に繋がれば」(JTB中部)と期待している。


▽旅のコミュニティサイト「マタタビ」 
http://matatavi.com/