DS応援プロジェクト:スペイン模擬問題3

  • 2007年6月4日

問 レストラン「エル・ブジ」で世界的にも有名なスペイン人シェフ、フェラン・アドリア。彼の料理を気軽に食べられるお店はどれか
 
 A ファースト・グッド
 B アルケリア
 C ムガリッツ
 D ヌーベ


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽世界の料理界をリードするスペインの「ヌエバ・コシナ」

世界の注目を集めるスペイン料理界のトレンドが、「ヌエバ・コシナ(新しい料理)」だ。素材にこだわるだけでなく、調理方法や料理の温度、質感などに斬新な工夫を凝らすこの新しいスタイルは、上述の選択肢の店を含む多くのレストランで取り入れられ、世界中の美食家たちをうならせている。流行に敏感な女性層にもおすすめだ。

・フェラン・アドリア氏
ヌエバ・コシナの潮流の中心にいるフェラン・アドリア氏は天才との呼び声も高く、アメリカ「TIME」誌から「世界に最も影響を与えた100人」に選ばれるなど、今や世界で一番有名なシェフと言っても過言ではない。彼の料理は「エル・ブジ」で体験できればベストだが、1年のうち約半年しか営業しないこのレストランに席を予約することは至難の業。代替案としては、セビーヤ郊外の10世紀の建物を改装した5つ星ホテル「エル・ブジ・ホテル・アシエンダ・ベナスサ」のレストラン「アルケリア」や、ホテルチェーン「NH」内の「ヌーベ」、あるいは彼がプロデュースしたカジュアルなファーストフード店「レストラン・ファースト・グッド」などを利用するのが良いだろう。


▽スペインの食生活

・郷土料理
ヌエバ・コシナの名手たちも、そのベースはもちろん、スペイン料理だ。スペインの各地方にはそれぞれ郷土料理が存在する。アンダルシア地方ではガスパチョ(トマトベースの冷たいスープ)やトルティージャ(オムレツ)などが知られており、バレンシア地方はパエリアがとにかく有名。それ以外にもガリシアの魚介料理、カスティーリャの肉料理など、その土地の特産や気候にあった料理を味わいたい。中でもカタルーニャの料理は、地中海で獲れる豊富な魚介類を用いて作られる洗練されたもの。例えば「サルスエラ」という料理は、オヒョウ、アンコウ、イカ、車海老、ムール貝等をニンニクとトマトをベースにしたソースで煮込んだ料理で、一緒にいただくワインにはカタルーニャのプリオラトやペネデス産をお勧めしよう。

・スペインの食生活
スペインでは朝・昼・夕の間に2度の間食を挟む。朝食と夕食は軽めのメニュー、昼食がメインとなる。では間食は、というと、1度目は午前10時頃に「ボカディーヨ」というサラミやチーズなどを挟んだサンドウィッチを、2度目は午後7時頃に「タパス」と呼ばれる小皿料理を食べる。タパスとは酒のおつまみのようなもので、エビの塩焼きやスペイン風オムレツ、ムール貝の蒸し焼きなどが大皿に盛られており、それを注文して小皿にとってもらうスタイルだ。地方ごとに郷土色豊かなタパスに出会え、特に、バスク地方では、楊枝に刺して一口で食べられるおつまみ「ピンチョス」が有名だ。




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