また行きたくなるお店

  • 2007年4月23日

 先日、友人が通うビストロに行きました。シェフのこだわりで座席はカウンター15席ほどのみ。海外数カ国で修行して極めた料理を提供してくれます。半年ほど前に初めて訪れた際、出版したグルメ本を見せてくれましたが、最近はテレビのグルメ番組に出演するようにもなり活躍の場を広げているそうです。

 お客さんも少なくなってきた時間に、シェフを交えて常連さんたちとお話していると、そのうちのお客さん一人が「なんつッ亭の古谷がポテトチップスを出したって」と言いました。何でも古谷さんと同店のシェフは「元ヤン」繋がりで仲良しとのこと。それに驚いたシェフは「まさかポテトチップスやるとは思わなかった」とポツリ。レトルト料理を出すシェフは多い中、食べ物の中でもポテトチップス、という目のつけ方に「何かやられたわ」とショック、驚きのようなものを感じたようでした。

 「これけっこう、上手いんだよ!」なんて言っている常連さんに「俺は何をしようかな」(シェフ)と言い出しました。そこにいたシェフ、常連さんらは、ふざけた中にもどこか真剣な雰囲気をもったアイディアの言い合いを展開。シェフのキャラクターとお店の特徴などを活かしたアイディアや他店とのコラボレーションなど、様々なアイディアがバンバンでました。これまで提供してきた料理とシェフのキャラクター、向かって行きたい方向性と、こだわりが垣間みられ、そんなシェフがいるお店にまた近々に行きたいと思います

トラベルビジョン 高原 美幸