伝え方の大切さ

  • 2007年4月9日

 首長選の選挙公報が届きました。選挙公報には候補者全員のメッセージや遂行したい政策などが、候補者が提出した原稿のまま掲載されていました。イラスト入りのもの、手書きのもの、スペース全体に文字が敷き詰められているものなどさまざまありました。

 そこで思ったことが1つ。「伝え方や見せ方って本当に大切だな〜」ということです。基本的に都知事に立候補される方のメッセージですから、みなさん内容は素晴らしいのです。ちゃんと伝えたいことがあって、ポリシーもある。ただ、そのメッセージの中の大きく違う点は、「伝わりやすい」か「伝わりにくい」かということ。

「伝わりやすい」メッセージの共通点は・・・
 1.メッセージ全体を表すわかりやすいキャッチコピーがついている。
 2.レイアウトがしっかりしていて、読みやすい。
 3.文字に強弱があって、一番大切なメッセージが何かが分かりやすい。

 一方、「伝わりにくい」メッセージの共通点は、上記の項目が抜けているのです。有権者全員がこの選挙公報に興味を持ってじっくり時間をかけて読むことができれば、上記項目は必要ないのかもしれません。ただ、そうでない現実がある限り、「伝わりやすく」書いていない候補者は「1人でも多くの都民にメッセージを伝えたい」という気持ちがないようにさえ感じてしまいました。

 「伝え方」ってやっぱり大切ですね。私も仕事上、広告の企画や制作などの業務に携わっているので意識している点ではありますが、この選挙公報を通して改めて実感しました。ただこれは、このような掲載文章や広告だけに当てはまることではなく、日常で発生するコミュニケーションにおいても重要なことですよね。社内で自分の意見を述べるとき、社外の人にメールを書くとき、友達と話すとき・・どんな場においても「伝え上手」になれるように、私も頑張ります!

トラベルビジョン 高橋 絵美