母娘の海外旅行

  • 2007年2月12日

 以前、トラビカフェで初めての海外旅行 〜母親観察日記〜を書かせていただきましたが、このほど母の2回目の海外旅行〜パリ編〜をお届けします。

 今回はパッケージ商品を利用しなかったため、自ら動く必要があり、発生したトラブルに私が対応しなければなりませんでした。解決すると思わず「あー、よかったね」なんて母親に声をかけてしまうんですが、母は「心配させるようなこといわないでよぉ」と言うのです。私としてはちょっとしたトラブルも旅の醍醐味の一つ、なんて考えています。が、母親にとっては日本人も周囲にあまりいない中、唯一頼りにしている私が焦ったり、心配そうな顔をしていることが耐えがたかったようです。シャルル・ド・ゴール空港からのパリのオペラまで直通するロワシーバスの中で出会った日本人ビジネスマンと車内で会話している時の母の顔は安堵しきっており、モン・サン・ミッシェルへの日帰りツアーに参加した際、他の参加者と巡っている間は、私と母の二人の時よりも安心しきっているように見えました。

 今回の旅を通じて、パッケージ商品のありがたさを再認識。今回の旅行の目的は母に楽しんでもらい、私は母娘二人旅を楽しむことでした。私一人でしたら、今回の旅程も良かったのでしょうが、母も落ち着き、私もリラックスした旅行とするには、パッケージ旅行への参加がベストだったな、とつくづく感じました。

トラベルビジョン 高原 美幸