GTO、IATA代理店認可−航空座席も直取引でダイナミックパッケージを強化

  • 2007年5月15日
 グローバルトラベルオンラインは5月10日付けで、国際航空運送協会(IATA)公認代理店として認可を受けた。代理店略号は「GTO」、代理店コードは「16-3 1373 2」。GTOの後藤氏は「航空券のばら売りではなく、ダイナミックパッケージを展開していく上で、IATA代理店として航空会社と直接取引の出来る環境が必要」として、今後は直取引が可能になったことで航空会社との協力関係を強化する考えを示した。特に、ホテルはこれまで直接取引による仕入れをしてきたが、IATA公認代理店になったことで、「通常のパッケージツアーでは手仕舞いをしている3日、4日前の直前の時期でも予約が入る」事から、いわゆる「ラストミニッツ」的な集客方法も積極的に活用をしていく考えだ。

 また、これまでの仕入れ先であったワールドトラベルシステム(WTS)からの仕入れも継続する。「これまでも価格交渉は自社、発券はWTSということがあり、さらに全航空会社と直接取引をできるわけでもない」(後藤氏)ことから、引き続き仕入れルートを確保していく考えだ。


▽IATA公認代理店に時代の流れ

 IATA日本事務所によると、このところのIATA公認代理店の申請には時代の流れを反映し、「中国系やインターネット系の企業が多い」とコメントしている。現在、IATA公認代理店の社数は4月末で約298社、5月にも300社を超える見通し。なお、GTOはダイナミックパッケージを展開している海外専門オンライン旅行会社としては初めてのIATA代理店となる。