コンチネンタル航空、07年第1四半期に6年振り黒字計上

  • 2007年4月27日
 コンチネンタル航空(CO)の2007年度第1四半期決算は、純利益2200万米ドル(約26億2500万円)と黒字を計上した。第1四半期に純利益を計上するのは2001年以降で初めて。特別項目を除くと今期の純利益は2600万米ドル(約31億円)となり、前年と比べ7200万米ドル(約85億9100万円)改善した。今回の結果は、売上の伸びや継続的なコスト削減、燃料価格の若干の下落が黒字に寄与した。

 第1四半期の旅客収入は前年比7.9%増の29億米ドル(約3463億8000万円)を記録。座席供給量が4.3%増で、連結有償旅客マイルは前年比5.5%増となった。これにより、連結搭乗率は0.8ポイント増の78.7%となり、第1四半期として過去最高を更新した。また、連結イールドは2.4%上昇したほか、連結有効座席マイル当たりの旅客収入(RASM)はイールドの上昇と高い搭乗率により3.4%増となった。太平洋路線では、旅客収入が前年比10.2%増の2億2500万米ドル(約268億6900万円)となったほか、RASMは10.5%増、有効座席マイルは0.3%減であった。

 そのほか、引き続き燃料効率の改善に努めており、主要路線の有償旅客マイル当たりの燃料消費率は1997年比で35%近く改善。同期の主要路線の有効座席マイルは4.7%増、有償旅客マイル(RPM)が5.9%増となったものの、消費燃料は4.0%増に留めた。