スイス・インターナショナル、日本/スイス間航路50周年を祝う−日本線は堅調

日本/スイス間については、2月20日から成田/チューリッヒ線をデイリー化。これにより3月は前年の5000人程度から今年は6000人程度と旅客数が増加しており、提供座席数も月間約7000席超となり、引き続き堅調に推移するとの見通しを示した。また、路線開設50周年を迎え、1974年から日本人客室乗務員によるサービス提供をはじめ、引き続き質の高いサービスを提供するとも言及。中でも、ハブとするチューリッヒ空港では、ファーストクラス利用者に対し、ラウンジから機内まで専用車での送迎を始めているほか、専用レーンでのセキュリティエリアの通過などのサービスを展開している。また、サービス面では欧州線に限定するものだが、エコノミークラスの座席を一新するなど、改善を続けているという。
こうした積極的なサービス面への投資は、経営環境が改善していることによるもの。2006年は営業利益を示すEBITは2億3100万フラン(約229億円)と黒字に転じ、流動資産のキャッシュ・バランスも昨年の5億5800万フラン(約553億円)から9億2200万フラン(約914億円)と大きく伸びた。こうした財務基盤を背景に、LXとして独自に長距離路線用の新機材を2機、グループのルフトハンザから3機の導入を予定しており、今後は長距離路線でのデイリー化を目指して3機を使用、残る2機は中国、インド、アメリカなど新たなデスティネーションの就航を目指す。
