JTB北海道、不動産活用ビジネスを事業化−長期滞在で北海道観光を開拓へ

  • 2007年4月24日
 JTB北海道は不動産賃貸物件を活用し、首都圏や関西都市部のシニア層に向けた長期滞在型観光商品を販売する。ロングステイを基軸にした新たな交流型観光スタイルを確立し、団塊世代の移住やニ地域居住なども促進する。

 今回設定したのは2週間の札幌ロングステイ商品。商品開発に伴い、株式会社藤井ビルと提携し、同社が所有する新築ウィークリーマンションを2人用のコンドミニアムの長期滞在施設とした。北海道の観光案内や生活情報、滞在中の楽しみ方をレクチャーのほか、小樽や富良野への1泊2日の道内旅行や地域の料理サークル、ボランティアへの参加など、交流型の観光スタイルも確立。第1弾の5月1日には関西方面から17名が参加し、6月案でに約80人の参加を予定しているという。

 今後も札幌を中心にマンションなどを長期滞在用に提供する不動産賃貸業者との提携を書くあぢし、自由に参加できる個人型旅行商品も開発する考え。また、宅地建物取引業免許も申請しており、不動産賃貸マンションや戸建物件の仲介なども計画している。