日旅、サービス残業を追加払い3億超に、労基署の勧告と指導受け

  • 2007年4月11日
 日本旅行は、大阪の天満労働基準監督署からサービス残業の是正勧告を受け、追加で総額3億1700万円を未払い賃金として社員2380人に支払っていた。天満労基署は06年1月に西日本営業本部を立ち入り調査していた。

 勧告を受け、05年9月から10月の2ヶ月分について、西日本営業本部管轄の計915人に対し、06年6月23日付で計4700万円を支払った。その時点で労基署から全国に対しても調べるよう指導を受けたため、全国の営業本部を通し調べたところ、06年4月から10月までの7か月分について、1450人に対し、07年3月23日付けで計2億7000万円を支払った。

 現在、同社では出退勤時刻記録表に社員自らがボールペン等で時刻を記入する体制をとっている。この記録表をもって、全国の営業本部を経由し、本社で出退勤について一元管理するという。