日本旅行、全社体制で5000名規模の旅行を運営

  • 2007年3月1日
 今回のシャルレの香港での企業イベントの実施にあたり、日本旅行は全社体制でイベント、旅行実施に当たっている。受注は大阪第1法人営業支店だが、発地が札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡などと全国に渡ることから、各地から添乗員約170名超が同行。日本での空港から香港での空港の受入れ、空港/ホテル間、ホテル/会場のバス、会場内での導線の確保、オプションツアーの手配、ショッピング等のサポートなど、あらゆる場面にスタッフを配置して対応にあたっている。日本旅行のスタッフはジャケットを着用。赤は本部、青が空港、オレンジが添乗などと色分けし、参加者が移動する際、会場内の移動で滞りなく流れる導線の確保をしながら、わかりやすく要員を要所に置き、誘導・案内をしている。

 また、手配では中華圏の旧正月とも重なり、日本発香港行きでの座席確保が難しいことが想定される時期であるが、日本/香港間の全ての航空会社を利用し、定期便を利用しながら、一部ではチャーター便を展開することで、柔軟に対応した。宿泊施設についても、この規模を収容するため、香港の中心部だけでなく、ディズニーランド周辺、空港周辺などにまで広げ、相当数の客室を確保している。


 企業イベントでは、「多くの参加者が握手(hand-shaking, mass participation)」の部門でギネス記録に挑戦したが、日本旅行の添乗員らが審判として参画。添乗員らは、ギネス記録に挑戦するための総人数の確認、握手を30秒以上しているか、などを確認する証人としても一役を担った。なお、このギネス記録はほぼ新記録となる見込み。この分野ではこれまで1000人規模の記録であったが、イベントに参集した数から新記録に認定されることはほぼ間違いないようだ。

 なお、アジアワールドエクスポを利用したギネス記録への挑戦などの後、シャルレ一行は香港ディズニーランドへ移動、参加者が思い思いに楽しんだ。香港ディズニーランドは初の貸切となり、日本語で案内がされるなど、グループに合わせた対応の配慮を行っていた。また、フィナーレはディズニー・パレードで最後尾は会場から引き上げる参加者で埋め尽くされた。

参考記事:
日本旅行の決め手は「同じ目線に立った提案」−シャルレ三屋社長

香港、大型MICE受入れで30%から40%の企業・団体の訪問増を予想