阪神航空、初催行のエクアドルで列車事故−男女2名死亡(17日14時)

  • 2007年2月17日
 阪神航空が主催するフレンドツアー「ガラパゴス諸島とエクアドル大自然満喫の旅11日間」で現地時間16日、列車事故が発生し、ツアー参加者の兵庫県在中の71歳男性と長崎県在中の59歳の女性の2名が死亡、1名が怪我をした。

 事故はエクアドルのシーバ(shiva)鉄道が運行する観光列車で発生。列車は1両編成で、参加者の多くは屋上席に座っていたという。阪神航空によると事故発生時、電車の進行する線路上で電話線の工事が行われていたという。現地の作業会社は工事が途中であったものの、列車がしばらく通らないとして工事を中断。その状態で、観光列車が通過したところ、支柱から垂れ下がっていた電話線を巻き込み、死亡した参加者2名に支柱が直撃した。

 阪神航空は事故発生と同時に対策室を設置した。今後については、対応策は決定していない、としている。

 このツアーは1月、2月にそれぞれ1本ずつ設定した特別企画。事故が発生したツアーは2月9日に日本を出発、19日に帰国する予定で、参加者は全16名、添乗員1名。フレンドツアーとしてエクアドルをツアーで取扱うのは今回が初めてであった。