年頭所感 JTB佐々木社長、多様化・グローバル化・専門性でより強い企業へ

  • 2007年1月5日
 ジェイティービー代表取締役社長の佐々木隆氏は年頭所感で、「多様化」、「グローバル化」、「専門性」の3つをあげ、安定的に成長を持続できる強い企業グループになるための必要条件、と説いた。多様化とは収益源の多様化で、現在の方向性である交流文化産業への進化を加速する必要性があると促す。また、グローバル化では世界市場の中で確固たる地位を築き、特に主力の旅行事業では各国での旅行の「発」事業を展開するよう促し、これに伴い、欧州、中国などでのビジョン、目標を定め、この周辺事業についても具現化を図っていくことを強調した。

 また、選択と集中の流れで「自身の専門性を窮めることができれば、ビジネスの領域は広がり、JTBグループに対する社会からの信頼を高めることが可能」とし、後塵を拝しているマーケット、事業分野は少なくないという考えから、「No.1に挑むために、専門性を高めることが重要」とした。