主要50社の上半期の総取扱額は2.3％増の3兆757億1471万6000円となった。このうち海外旅行は6.7％増の1兆4004億2615万8000円、国内旅行は1兆6595億273万円、外国人旅行は2.4％減の157億8582万8000円となった。海外旅行は5月以降には前年の反日デモでの中国方面の旅行取扱額の減少の反動などもあり、5ヶ月連続で前年を上回っている。一方、国内旅行は5月のゴールデンウィーク、8月の夏休みとピーク時には前年を上回っているものの、愛・地球博の反動などもあり、6ヶ月中4ヶ月で前年割れとなり、やや前年には届かなかった。

　ただし、募集型企画商品については海外、国内、外国人ともに取扱額、取扱人数ともに前年を上回った。海外旅行は6.4％増の4333億2537万5000円、取扱人数は1.1％増の235万9210人。また、国内旅行は4.1％増の5302億969万1000円、取扱人数は0.1％増の2091万3267人となり、募集型商品については堅調に推移している模様だ。

　海外旅行の取扱額順では、ジェイティービーグループ13社がトップとなる2492億5857万円、2位はエイチ・アイ・エスの1504億5991万2000円、3位は阪急交通社の1314億5450万5000円、4位はJTBワールドバケーションズの1275億417万1000円、5位は近畿日本ツーリストの970億258万5000円となった。

　また、海外旅行の取扱がある48社中、前年の取扱額を上回るのは35社。このうち2桁の伸びを記録した会社数はビッグホリデーをはじめ14社。伸び率順での上位5社はビッグホリデーが22.4％増(60億872万1000円）と最も大きく、次いで西鉄旅行が21.0％増(133億9967万8000円）、ユナイテッドツアーズの17.1％増(112億457万3000円）、日立トラベルビューローの16.9％増(82億6779万4000円）、エイチ・アイ・エスの14.8％増(1504億5991万2000円）と続く。

　9月については総取扱額が1.0％減の5304億0997万7000円、このうち海外旅行は0.6％増の2593億6057万4000円、国内旅行は2.5％増の2683億4451万4000円、外国人旅行は5.6％減の27億488万9000円。募集型企画旅行の海外旅行は1.9％減の775億6189万4000円、取扱人数は9.4％減の44万775人。また、国内旅行では0.5％減の847億524万9000円、取扱人数は2.5％減の321万7661人となった。



▽9月までの毎月の実績、および実績累計　エクセルファイル
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent_sep06.xls

▽9月の実績、および4月−9月の実績累計　PDFファイル
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent_sep06.pdf