NTTデータと近畿日本ツーリストが先ごろ、近畿日本ツーリスト情報システムについて資本提携に合意した件について、両社は10月2日付けで新会社「NTTデータテラノス」を設立した。新会社はこれまでのKNTグループでのシステム構築、旅行・交通業界のノウハウを基に、NTTデータの先端技術などを活用し、KNTグループのIT戦略の中核会社、かつ旅行・交通業に対するITサービス企業として展開する。2006年9月期の売上高は21億円を見込む。

　新会社の名称「テラノス」は「Travel and Entertainment Reservation Advanced Network and Online System」の頭文字を略したもの。新会社の資本金は1億円、株主はNTTデータが51％、近畿日本ツーリストが49％。従業員数は10月2日現在で87名。なお、新会社の代表取締役社長にはNTTデータの製造・流通ビジネス事業本部製造マネジメントビジネスユニット長を務めた正木浩視氏が就任した。


▽エヌ・ティ・ティ・データ・テラノス役員
正木浩視氏／代表取締役社長
羽生田文晴氏／取締役（非常勤）／NTTデータ執行役員
高木真也氏／取締役（非常勤）／NTTデータ法人ビジネス事業本部副事業本部長
岩橋伸行氏／取締役（非常勤）／近畿日本ツーリスト執行役員経営企画部長
瓜生修一／取締役（非常勤）／近畿日本ツーリスト経営企画部部長（IT戦略担当）
藤本研司氏／監査役（非常勤）／NTTデータ法人ビジネス推進部担当部長