MSCクルーズ、日本市場のフライ&クルーズ拡大に期待、来年は3000名を目標

  • 2006年9月25日
 MSCクルーズ最高経営責任者(CEO)のピエルフランチェスコ・ヴァーゴ氏が同社として初のJATA旅行博出展のために来日、日本人に根強い人気のある地中海でフライ&クルーズが拡大することに期待を示した。MSCは今冬から、地中海クルーズに新造船を投入する予定。MSCのGSAを務めるインターナショナル・マーケティングによると、年間で日本からの総客を2000名と見込んでおり、来年はさらに1000名増の3000名を目指す考えだ。

 ヴァーゴ氏は日本人向けのサービスの充実を進めることを強調。今年は5船に日本人対応のコーディネーターが乗船しており、来年も日本市場の需要が期待できるクルーズでは同様の対応をとる計画だ。また、旅行会社を対象とするセミナーの開催を増やし、メディアへの露出も高め、目標に向けて活動する。
 MSCクルーズは2006年現在、8隻、1万1320ベッドを保有。これが2010年には12隻、2万2446ベッドへと増加する。このことから、乗客者数も現在の42万7456人から2010年には109万8322人へと拡大を目指す。