近畿日本ツーリストの文化事業部門「旅の文化研究所」は10月28日、韓国の安東市で「第4回焼酎文化フォーラム」を開催する。旅の文化研究所は2006年から、東京都内や沖縄県の久米島、熊本県の人吉市で開催した「焼酎文化のフォーラム」の第4回目となるもの。

　今回のフォーラムでは、これまで取り上げてきた日本における焼酎の醸造文化や飲酒文化についてさらに深く検証し、韓国の民俗酒である安東の焼酎との比較、考察を行うため、韓国の安東市での開催となる。ダウム研究所理事長の李相日氏、韓・日文化遺蹟踏査研究所所長の朴貞鎬氏、神田外語大学専任講師の林史樹氏、旅の文化研究所研究員の山本志乃氏らをパネラーに迎え、「韓国の焼酎・日本の焼酎―祭りと米の酒を中心として―」をテーマとしたシンポジウムや交流会を行う。

　これに合わせ、近畿日本ツーリストは、フォーラム参加者を対象に、焼酎をはじめ安東の食文化を体験できるツアーを設定。10月27日から10月30日までの日程で、成田発着は10万9800円、名古屋発着は11万1800円。ツアーはフォーラムへの参加に加え、世界遺産の町である水原の水原華城や朝鮮王朝時代のドラマ「テ・チャングム（大長今）」のロケ地の訪問などをする。フォーラムの詳細は下記を参照のこと。

▽第4回焼酎フォーラム
日時：10月28日（土）　15時〜18時30分
会場：安東パーク観光ホテル
問い合わせ：旅の文化研究所、担当／中里　TEL：03-3863-3185