日本旅行は2006年度下期（2006年10月〜2007年3月）の海外旅行「マッハ」、「ベストツアー」の商品を設定した。日旅は下期、「お客様の『感動と満足』を実現する旅の創造」をテーマとして知的好奇心を満たす旅の充実を掲げているほか、創業月にあたる11月の謝恩企画、ヨーロッパ・中国キャンペーンの展開を予定しており、旅行コースの多様化を推し進めた。また、海外挙式、ハネムーナー、熟年層など顧客層を意識した商品の設定時期を早め、前年と比べて1週間から2週間を目処とし、早期に販売を展開する。
　また、変化の速い市場の動向に素早く対応できるように、半期、四半期の商品を明確に区別して商品を展開する。全方面で共通する施策としては、現地ガイドを含めた受入体制の強化、指導を進めており、消費者の満足度の向上、コースの造成を促進する。日旅は、前年比5％増の22万人の販売目標人員を目指す。

　なお、日旅は上期（2006年4月〜9月）について、ゴールデンウィーク、夏の繁忙期を中心としたチャーター利用商品をはじめ、早期割引の拡充によるファミリー旅行商品の拡充、および4半期ごとに全国展開する「一押しシリーズ」の拡充で前年比7％増の22万2000人となる見込み。方面別の上期取扱人員見込み、および下期取扱人員目標は下記を参照のこと。

▽06年上期取扱人員見込みと下期目標
＜方面／上期人数（前年比）／下期目標人数（前年比）＞
ハワイ／2万7000人（1％増）／2万4000人（2％増）
ミクロネシア／1万9000人（7％増）／1万8000人（3％増）
アメリカ／1万7000人（10％減）／1万4000人（1％増）
アジア／8万1000人（19％増）／8万1000人（3％増）
オセアニア／1万5000人（8％減）／1万9000人（1％増）
中国／1万人（32％増）／1万4000人（47％増）
ヨーロッパ／5万3000人（2％増）／5万人（3％増）
合計／22万2000人（7％増）／22万人（5％増）