エイチ・アイ・エスの6月の取扱額は、海外旅行が23.1％増の210億2200万円、国内旅行が6.7％減の9億1700万円、合計は21.4％増の219億4000万円となった。海外旅行の増加要因としては、各種フェアやキャンペーンで間際予約を獲得できたこと、ワールドカップを契機としてヨーロッパ全体が伸びたことを挙げている。

　一方、国内旅行は3ヶ月連続で減収。HISでは5月、6月と消費者への商品展開、構造見直しを行っていたとしており、消費者へ十分に訴求できなかったとしている。ただし、これについては、7月初旬から、東京発で国内旅行の主軸を打ち出したほか、6月中旬から北海道、四国周遊の添乗員付きツアーを造成、販売を開始している。加えて、サイト内の情報露出を変更し、ユーザーの求める情報への導線を整理して販売増につなげるという。